ナレッジマネジメント

ナレッジのスペシャリストが組織の未来も変える!? ― (4)戦略的移転

ナレッジのスペシャリストが組織の未来も変える!? ― (4)戦略的移転

こんにちは。

Wisbitのマーケティング担当の池田です。

前回の「遠隔移転」は、ナレッジを持つメンバーがチーム間を移動しながらチームからチームへ暗黙知を移転する手法でした。

※「遠隔移転」についてはこちら

4回目は「戦略的移転」についてです。

この記事のポイント

  • 「戦略的移転」とは、稀にしか発生しない重要な業務経験を将来の業務に活かす考え方
  • スペシャリストが担う、情報の収集・解釈・変換
  • 必要以上に一般化・情報量を増やさない、戦略的移転におけるナレッジ整理
  • 重要なプロジェクトや特殊な業務の知識を残し、将来の活用につなげるWisbit AI FAQ

第1章 戦略的移転とは?

戦略的移転とは?

戦略的移転とは、稀にしか発生しない事業的規模の業務経験から得られたナレッジを他のチームで再利用することです。

大規模かつ今後も発生するかどうかわからない特殊なプロジェクトなどは、言わずもがなプロジェクト成功が優先で、記録は残せどもナレッジ化まで手が回らないこともあるでしょう。

しかし、いざ必要とされる時が来た場合にナレッジがあるのとないのとでは、業務遂行が困難になるだけでなく事業そのものにも絶大なインパクトを与えることになります。

その名が示す通り、戦略的移転が行えるかどうかで組織の未来が変わると言っても過言ではないでしょう。

 

第2章 スペシャリストがリアルタイムで知識収集する

スペシャリストがリアルタイムで知識収集する

戦略的移転では、情報や知識の収集を行う上で以下の2つがポイントとなります。

・知識の収集・解釈・変換は全てスペシャリストに一任する
・情報収集は過去に遡るのではなくリアルタイムに行う

スペシャリストは、知識の受け手が何を求めているかに焦点を当て、なるべく多くの声を統合し、わかりやすく利用しやすいナレッジに変換したものを受け手に提供します。

 

第3章 戦略的移転の失敗例

戦略的移転の失敗例

しかし一方で、分かりやすさを過剰に追求することは、戦略的移転としては失敗に繋がります。

なぜなら、事業的レベルで活用されるべきナレッジが一般化され過ぎて使い物にならない、という事態が起こりうるからです。

また、なるべく多くの声を拾うことは戦略的移転の重要なポイントではありますが、膨大な量の情報量を詰め込み過ぎるのも結果的にナレッジが利用されない原因になりますので注意が必要です。

なるほど、“スペシャリスト”と呼ばれる所以がわかる気がしますね。

次回は「専門知移転」についてご紹介します。
※次回の投稿はこちら↓
ナレッジが交通整理されたコミュニティを形成する ― (5)専門知移転

 

第4章 ミーティングで得たナレッジを活かすWisbit AI FAQ

Wisbit AI FAQ

戦略的移転で扱われるのは、頻繁に発生する業務ではなく、数年に一度しか経験しないような特殊なプロジェクトや、事業に大きな影響を与える業務から得られた知識です。

こうした知識は、必要になったときにすぐ取り出せるようにしておかなければ、経験したメンバーが異動・退職した際に失われてしまう可能性があります。

そこで、重要なプロジェクトの記録や業務資料などを、将来のメンバーが活用できるナレッジとして残しておくことが大切です。

Wisbit AI FAQでは、社内の文書や資料をもとにAIがFAQの候補を作成できます。
たとえば、過去の特殊なトラブルへの対応方法や、大規模プロジェクトで得られた業務上の知見などを、後から確認しやすい形に整理できます。

「そのときは必要なかったけれど、数年後に同じような状況が発生するかもしれない」。

戦略的移転では、このような頻度は低くても重要な知識を失わず、次の世代へ引き継げる状態にしておくことが重要です。
Wisbit AI FAQは、そのためのナレッジの保存・活用を支援します。

 

まとめ

戦略的移転は、頻繁には発生しないものの、事業に大きな影響を与える業務から得られた知識を、将来の業務に活かすための知識移転です。

そのためには、情報をただ集めるのではなく、必要な情報を見極め、受け手が活用できる形に整理することが重要です。
特に、情報を一般化しすぎたり、詰め込みすぎたりしないよう注意する必要があります。

まずは、過去の重要なプロジェクトや特殊な業務を振り返り、「将来、同じような場面で役立ちそうな知識は何か」を一つ洗い出してみることから始めてみましょう。

 

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